2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

受験からの解放―#3ボーディングスクールの受験システム

<前回のブログに続きます> 皆さんはTOEFLというアメリカで生まれた外国人の英語力を計る試験をご存知でしょうか。現在のTOEFL試験の満点は120ですが、アメリカテンスクールズに入学するためのこの試験の基準点は100以上です。テンスクールズよりも入学難易…

受験からの解放―#2ボーディングスクールの受験システム

<前回のブログに続きます> アメリカの高校(日本の中学3年から高校3年までの4学年)としてのボーディングスクールの教育の根本が考えることを前回述べましたが、それを象徴しているのが、少人数制によるクラス編成と選択科目の多さにあると言えます。入学…

受験からの解放―ボーディングスクールの受験システム

ボーディングスクール(小学校高学年からの留学を含みます)への留学を目指す生徒およびそのご家族は試験の結果で合否が決まる日本の受験システムに根本的な疑問を持っていることが多いように思います。 日本の場合、学びの根本は考えたり、興味を持ったりす…

日本の大学受験というシステム

日本では、大学受験に良い結果を出すために多くの親が一所懸命に小学校のうちから子どもの教育に取り組んでいます。良い結果とは何でしょうか。多くの受験生が、「第一志望への合格」と答えると思います。では、受験生の大学受験の優先順位は何でしょうか。…

日本のAO入試について

高校在学時の1年間留学に対して30単位(1年間の学習内容に相当)が認められるようになり、現在では、公立高校ではほぼ100%、私立高校でも、かなりの学校が、休学や留年をしなくても、留学年を含めて、3年間で高校を卒業できるようになっています。 この制度…

自立してどうするの?

「自立、自立と言うけれど、自立してどうするの」とある帰国子女体験のある社会人女性から中高生留学について質問を受けました。 「自立」という言葉はとても大きな意味をもつものだと思います。そして、我が子のボーディングスクール留学を目指しているお父…

ある留学希望生徒との会話

ほぼ1年間、留学を自ら望み考えてきたある生徒との会話です。 -あれから、勉強は進んでいますか。 「・・・、まあまあです・・・。IELTSってどんな試験ですか」 -どんな問題か、そのサンプルをパソコンで見てみましょう。 (読解に関するサンプル文を検索…

#2 日本の教育事情について考えました

中等教育(中学・高校)時での留学は現在においても一般化しているものではありません。中学時代に日本の学校をやめて留学をするとなると、義務教育の問題、家族の絆の問題、本人の精神的未成熟などが問題となり、相当数の留学希望者やその家族が周囲や学校…

日本の教育事情を考えてみました

「教育は子どもの未来を決定する極めて大きな要因となる」、私たちはそのような観点から彼らが受けるべき最良の教育を願い、望み、求めていと思います。最良の教育とは何かを考えるとき、当然のことながら、初等教育、中等教育、高等教育というそれぞれの段…

これからの家族3 - 「3低」時代の留学

私の会社の経理を見てくれている税理士さんがユニークな新聞記事を紹介してくれました。日経に掲載されたそうですから、皆さんのなかにも読まれた方があると思います。バブル時代の女性の結婚相手、「3高」から、女性の意識ががらりと変わり、「3低」になっ…

これからの家族2 - 子どもたちの個性

<昨日のブログに続きます> 3人のお子さんのいるお母さんとの会話です。 「上の子でうまくいったことが、下の子ではうまくゆかないこともあります。」 -そうですね。それぞれ個性が違いますね。 「一番上が小さなころ、叱るときに、『そんなことをする子は…

これからの家族 - ボーディングスクールコンサルタントとしてのおもい

私の経験から申し上げますと、私と生徒の親とのコミュニケーションは9割がたお母さんとのものであるといえます。私がコンサルタントを始めて30年間、世の中は劇的に変わりましたが、お母さんとのコミュニケーションは劇的には変わりません。初期のカウンセリ…